訪問看護に従事する際、24時間365日態勢での対応を求められる場合があります。その場合、一般的にはオンコール対応が求められます。訪問看護を利用する患者さんは、常に医療行為やサポートが必要ではなく、いざ必要になった時に電話連絡によって要請を受けるケースが少なくありません。

オンコール対応をする看護師は、常に職場で待機するわけではなく、自宅で連絡が来るのを待つケースが多いです。そしていざ連絡があった時に、患者さんのところへ赴いてサポートを行うことになります。

オンコール業務の待機中は、自宅にいて普段通りに過ごして良いことがほとんどです。いざ連絡があった時にすぐに応対できれば問題なく、常に緊張感を持っている必要はありません。そして、連絡があったからといって、必ずケアをしなければならないわけでもありません。

実際、電話連絡の中には、患者さんやその家族から相談のみを受けることも多いです。その場合は、電話対応のみで完結させられます。日によっては、そもそも連絡さえ無い場合もあります。

オンコール業務は、休日や時間外に対応する場合もあります。基本的にはオンコール特別手当が出される形になります。どれくらいの手当が出るのかは働いているところ次第で、1時間単位で手当が加算されることもあれば、1日単位で設定されていることもあります。中には実際に訪問看護の必要があった場合にのみ、付く手当というパターンもあります。

このように、オンコール手当にもさまざまなケースがあります。訪問看護に関心がある方は、予め訪問ケアの仕事内容やオンコールの詳細をしっかり確かめておくことが大事です。